PLAISITER MiRiA

2025/08/10 16:38

こんにちは。
今回は、皆さまのお手元でキラキラと輝くジュエリーの素材「貴金属」について、その魅力と奥深さを掘り下げていきます。

「プラチナ」や「ゴールド」という言葉はよく聞くけれど、どうしてこんなにも価値があるのか、美しい輝きはどうやって生まれるのか、そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?しかも益々価値が上がっているのはなぜでしょうか?

この記事を読めば、あなたのジュエリーがもっと愛おしくなることと思います。

なぜ貴金属は特別なの?
記念日のジュエリーとしてプレジテール・ミリアは貴金属を選んでいますが、それには以下のような理由からです。
1. 圧倒的な希少性
プラチナ、ゴールド、ロジウムなどの貴金属は、地球上に存在する量がごくわずかです。


金は、これまでに人類が採掘した量をすべて集めても、オリンピックプール3〜4杯分にしかならないと言われています。

これらの金属は、自然界で純粋な形「単体」で存在することが非常に珍しいという希少性と、採掘・精製に膨大な手間とコストがかかることが価値の源となっています。

試掘出願をして採算の取れる鉱脈(山や川)を探し当てるため、数年に渡る調査が行われます。サンプリングをしてここならいける!という鉱脈を探し当てるまでに大変な費用がかかります。

採掘権を獲得すると、鉱脈に機械で穴を開け爆薬を詰めて爆破します。様々な機械を持ち込み、インフラを整え、選別所などの作業場を作ったりもします。大きな塊の鉱石を採取して→その中から金鉱石を選別→金を精錬加工するという壮大なのプロセスがあって、実際手元にくるまでに、ものすごい旅をして莫大なコストがかかっているのがおわかりでしょう。

世界の様々な鉱山において、平均1トンの鉱石から僅か5g(リング一つ分ほど)の金しか取れません。自然金と呼ばれる金塊や金鉱石は、自然の中に存在する天然物です。純粋な精製された金とは違い、石英・鉄・砂・土など、掘り出された場所に由来する不純物を含みます。

金塊は、自然に生成された金塊、特に純度の高いものを指すことが多いです。英語では「nugget(ナゲット/塊)」と呼ばれ、オーストラリアの金鉱山で発見された大きな金塊が有名です。コレクションに興味がある方も中にはいらっしゃるかもしれません。ナゲットには、砂金、金塊結晶、結晶、石英中の金の 4 種類があります。

未精錬の金は精錬所に持ち込まれ、銀や他の金属などと分離されて、純金に加工され売り買いされます。また一度人の手に渡った貴金属は再度資源として還流しています。

プレジテール・ミリアでは、リフォームの場合においても化学的なステップを踏んで金性をはっきりさせたいので、古い貴金属は下取りをして精錬加工へと回します。そしてお届けするジュエリーの加工に使うのは、不明な不純物がない金性のはっきりとした精錬加工金属を使用します。


2. 美しさと耐久性を兼ね備えた特性
貴金属は、その美しさがいつまでも変わらないことも大きな魅力です。

優れた耐久性: 貴金属は、空気や水、酸などによって腐食したり、錆びたりすることがほとんどありません。ジュエリーとして肌に着けていても、変わらぬ輝きを保持できるのはこのためです。

加工のしやすさ: 適度な柔らかさを持っているため、様々なデザインに加工することができます。熟練した職人の手によって、石留め、ミル打ち、表面の仕上げ加工を施されることで、身に付けることのできる作品へと昇華されるのです。



ゴールドとプラチナ、それぞれの個性
貴金属の中でも特にジュエリーで使われることの多い「ゴールド」と「プラチナ」。それぞれの個性を知り、ジュエリー選びをもっと楽しくしていきましょう。

ゴールド(金)
18金は、耐久性と純度のバランスが取れているため、シャープなラインや正確な形、小さなディテールをきれいに表現することができます。 24金を純金とし、合計24の部分のうち、18の部分が金で、6の部分が銀や銅などの他の金属やその他の合金で構成されているものが18金です。ヨーロッパではK18を金の含有率が75%という意味で「750」と刻印されています。 

18金に他の金属を加えることでのメリットは2つあって
1.ジュエリーには柔らかすぎる純金(24K)よりも硬く、耐久性に優れた合金になります。
2.他の金属と混ぜることで、18Kゴールドにさまざまな色を与えることができます。 

純粋な金は非常に柔らかいため、ジュエリーとして強度を持たせるために、銀や銅などの他の金属と混ぜて合金にします。この混ぜる金属の比率を変えることで、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドといった様々な色合いが生まれます。

イエローゴールド: 金本来の華やかさを最も楽しめる色。
ピンクゴールド: 銅を多く含むことで、温かみのある優しい色合いに。
シャンパンゴールド:少しゴールドの色味を感じさせる、シャンパンのような繊細な色味。
ホワイトゴールド: プラチナに似た白い輝きが特徴。クールで洗練された印象を与えます。

プラチナ(白金)
プラチナは、その名の通り「白い」輝きが特徴の貴金属です。天然の白い輝きは、色褪せることがありません。また、粘り強さがあるため、小さなダイヤモンドをしっかりと留めることができ、また白く美しい金属なので、トップカラーと言われるカラーレスのダイヤモンドの美しさを最大限に引き出してくれます。日本人に肌なじみが良く、落ち着いた輝きは、フォーマルな場にも日常使いにもふさわしい、永く愛せる素材です。


熟練の職人技が織りなす「美」

美しい貴金属も、ただの塊のままではジュエリーになりません。貴金属を叩き、溶かし、整形し、磨き上げる。一つ一つの工程に、熟練した職人の経験と技術が凝縮されています。細部まで計算されたデザイン、石を美しく見せるための緻密なセッティング、肌に吸い付くような滑らかな仕上げ。これらすべてが、貴金属に命を吹き込み、持ち主のための特別なジュエリーへと変えていくのです。

まとめ
貴金属は地球の奇跡の素材であり、それをジュエリーへと昇華させるのは、人の手と技術です。形作られたのジュエリーが放つ輝きは、地球の大切な素材を材料に、技術を受け継いできた職人の情熱が詰まった、かけがえのない宝物なのです。あなただけの特別なジュエリーとのご縁が結ばれますように。

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